SDGs×グローバル・シチズンシップ×ジグソー法

Update 2019.01.20

4.質の高い教育をみんなに17.パートナーシップで目標を達成しよう
使用教材
指導案
作成者 長田 里恵
文化学園長野中学・高等学校
実施日 2018/9/14
対象者 中学生、高校生
人数 30人
時間 50分
科目 総合学習、英語

SDGsと関連するキーワード

  • 恊働
  • 多様性
  • 理解
  • 尊重
  • Well-being

目的・ゴール

  • (前時) 「私たちの社会をふり返る」中で、世界との関りがなくなって困ることは何か、ゲームを通して考え、社会の課題に気づくことができ、SDGsと結ぶことができる。
  • (本時)世界や日本の現状を知り、問題の解決に向けて自分のできるアクションプランを、考えることができる。

必要物品

  • エキスパート資料4枚
  • エキスパート・ジグソーワークシート各1枚

【会場準備】 

・机と椅子を4組ごとに配置。班ごとできるだけ広く間隔を あける。 ・前時の模造紙。 ・プロジェクター・パソコン ・必要物品

①【前時の振り返り】 (2分)

00:00〜00:02
前時に学習した「私たちの社会をふり返る」世界との関りがなくなって困ることは何か、再確認。

②【導入】 (3分)

00:02〜00:05
・国連広報センター「持続可能な開発目標:だれも置き去りにしない 」動画を見る。 ・世界や日本の現状を知り、問題の解決に向けて自分のできるアクションプランはあるのか、という問いを立てる。

③【ジグソー法 (エキスパート活動) 】 (15分)

00:05〜00:20
ユニセフ副教材と朝日中高生新聞の資料を使い、4班に分かれて話し合い、その資料の専門家になる。

④【ジグソー法 (ジグソー活動) 】 (15分)

00:20〜00:35
次にそれぞれの班から一人ずついる新しい班に組み替え、自分の担当した資料について説明し合う。 理解が深まったところで、それぞれのパートの知識を組み合わせ、問の答えを作る。

⑤【ジグソー法(クロストーク) 】 (10分)

00:35〜00:45
それぞれのアクションプランを、その理由もあわせて全体に発表する。

⑥【まとめとリフレクション】 ( 5 分)

00:45〜00:50
ワークシートを使いながら、感じたことやわかったことをまとめる。 次回、ICTによる「プレゼンの方法」について学ぶことを伝える。

やってみての所感・成果

“What I hear, I forget. What I see, I remember. What I do, I understand.”  ジグソー法を実施する上で大切なことは、①生徒の実態に応じた資料の作成、②授業のねらいに沿った主題の設定、③教師のファシリテーターとしての技術、の3つが挙げることができる。  まず、生徒の実態に応じた資料の作成には、既存のフリー素材を利用し、ワークシートを工夫することにより、中学生、高校生、大学生にも関心を持って臨めるものとなった。  また、主題の中に「自分のできるアクションプランを考えること」を入れたことにより、世界の問題を自分事に引き寄せるものとなって、効果的だったと言えよう。  教師は、生徒達の学びの「内容」にこだわって、問いかけ、指摘し、アドバイスを心掛けた。リフレクションカードの中に「地球環境を守らなければならないことはわかったけど、具体的な行動って?とみんなで悩んでたら、『学校で取り組んでいることはないかな?』と先生がヒントをくれて、あ!となった。」  教え込む教師から、ファシリテーターとしての教師を目指し、今後もファシリテーションのコツやメソッドを研究したいと思う。