使用教材 | |
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指導案 | 指導案 |
作成者 |
今井 純子 【協力者】 クラス担当授業者(教員) 計6名 順天堂大学 国際教養学部 |
実施日 | 2018年10月5日 (金) |
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対象者 | 大学2年生 |
人数 | 各60人 (5クラス合同)× 2グループ(1限・2限) |
時間 | 90分 |
科目 | English for Global Citizenship II |
SDGsと関連するキーワード
目的・ゴール
- SDGsについて知り、17の目標の内容と相互関係について考え始める。
- 身近なゴール、当科目や他科目の学習内容、個々の体験を、SDGsに結びつけて考える。
- 当科目の後期課題を知り、問題解決に向けてのアクションプランを考え始める。
- SDGsに関する教材やアクティビティーについて知り、後期授業や自主的学習に繋げる。
必要物品
- PPTスライド
- 17の目標ステーション用掲示物 (表にロゴ、裏にアイデアブックの情報コピー)
- ワークシート1・2(一人各1枚)
- リーディング教材 (一人1枚)
- ホワイトボードまたは壁(5面)
- SDGsのロゴ17個 & セロハンテープ (クラス分:今回は、5セット=2回使用)
- バケツに入れたキャンディー (省略可)
- オンラインアンケート1・2(省略可)
【会場設定】
開始前教室の壁3方を1巡するように、SDGsのロゴを貼り、各目標のステーションとする。
本実践は、通常少人数(12-15名)で同時限に週4日別々に授業を行っている5クラスを集め、合同授業を行なったため、スライドを提示して、クラス毎に着席位置を指定した。
①【趣旨説明】 (3分)
00:00〜00:03授業の趣旨と、本日の目標を伝える。
(本実践は、大学生を対象として、通常の授業者の協力を得、本年度当該授業を担当していない実践者が、同科目の後期オリエンテーションとして行ったため、状況に応じて省略可。)
②【導入1: What’s SDGs?】 (10分)
00:03〜00:13学生の背景知識の有無を把握するため、SDGsとは何か? 問いかける。聞いたことがある学生に挙手させる。
ピコ太郎x外務省 (SDGs)~PPAPの動画を流す。
2で挙手した学生がいればSDGsとは何か答えてもらう。いなければ、動画の印象について反応を求める。
基本情報をスライドで説明し、共通認識を図る。
③【導入2: What is Sustainable Development?】 (10分)
00:13〜00:23国連広報センターによる持続可能な開発の動画を視聴し、ペア・グループで感想を共有する。
動画の要点をスライドで説明する。
ワークシート1を配布する。映像スクリプトに注目させ、各クラスでのディスカッションクエスチョンをアクティビティー例と共に紹介する。
④【導入3: What World Do You Want in 2030? 】 (10分)
00:23〜00:33World 2030について考えさせるため、「2030年までの私、私たち、社会がどうなっているといいか」問いかけ、ペア・グループでブレーンストーミングさせる (World’s Largest Lesson; What World Do You Want in 2030? を元に発想)
個々の意見をオンラインアンケート1に投稿させる (ワークシート1裏のQRコードを読み取る)。
全体として、アンケートの集計結果を閲覧する。
⑤【展開1: 17 Goals Logos】 (7分)
00:33〜00:40文言の入っていない17のロゴ(ワークシート1裏; World’s Largest Lesson Activity Packより)を提示し、それぞれのロゴが何を意味するのか考えさせる。
いくつか質問 (例: Which logo do you like the best? What does each logo mean? Why does each logo have that image?)を投げかけ、何人かに答えさせる。
⑥【展開2: ジグソー法=個別タスク】 (7分)
00:40〜00:47国連によるSDGs紹介(各目標ページのWHY IT MATTERS)を順不同に配布し、第一印象、興味を持ったもの、偶然手前に来たものを手に取らせる。ワークシート2を配布し、3つの質問に注目させる。タスク(手にした紹介文とワークシートのゴールを照合し、文書を読んで、3つの質問の答えを見つける)を説明。
スキムリーディングをし、個別でワークシートを埋める。
⑦【展開3:ジグソー法=エキスパート班】 (10分)
00:47〜00:57自分が読んだゴールのステーションに行き、同じ文書を読んだ者同士でワークシートを見比べる。
自分のステーションのロゴの裏に載せられた情報(SDGsアイデアブック各目標1、2ページ)をグループで理解し、エキスパート班として、担当のゴールについて他のグループに英語で紹介できるように準備する。
⑧【展開4: ジグソー法=ジグソー活動】 (13分)
00:57〜01:10今日まだ話していない人とペアを作り、お互いが知っているないようについて英語で聞き、交換した情報を元に、ワークシート2の空欄を埋めていく。
制限時間内に、できる限り17個のゴールを埋めていく。
終わらなかった分には、クラス毎に戻って続ける。
⑨【振り返り:クロストーク】 (12分)
01:10〜01:22各クラス毎に集まり、17のゴールの関係性やそのために何ができるかについて話し合う。(発想元: World’s Largest Lesson: What World Do You Want in 2030? )
クラス毎に用意されたロゴを並べ替えて、なぜその並び方にしたのか、発表ができるように備える。
記念にクラス写真を撮る。
プレナリーとして、クラスの作品を全体にシェアする。
10【まとめ1: 後期オリエンテーション】 (5分)
01:22〜01:27本科目での前期・後期の学習内容とSDGsの関連性についてスライドで紹介する。
プレゼンテーション課題 (ポスター)について説明する。
ライティング課題(リファレンスサマリー)を説明する。
各モジュールブックレットに追加される教材について説明する。またIssue Logの記事としても選択可と伝える。
11【まとめ2: Wrap Up】 (3分)
01:27〜01:30もう一度、文言なしのロゴを見せ、どのロゴに一番関係性を見出せるのか問いかけ、何人かに答えてもらう。
実践者自身の答え(なぜ、教員をし、今SDGsについて授業をしているのか)を共有する。
自分に何ができるのか?考えてもらうため、吉本の「SDGSについて考え始めた人たち (Last French Fly)」の動画を流す。
授業後
事後【各クラス毎の振り返り学習】 (60-90分)
翌週の月曜日から小クラスに戻り、担当授業者とクラスメートと共に、前期の学習の復習と、合同授業の振り返りを行い、後期の学習をスタートさせる。
実践者が用意したオンラインアンケート2に答える。