栄養教育

Update 2018.11.30

3.すべての人に健康と福祉を
使用教材 Teaching Materials: British council: Healthy Eating セブで使用した栄養に関する振り返りシート セブで使用した栄養に関するスライド
指導案
作成者 泉澤慧(筑波大学大学院生)、小倉知子(湘南学園高等学校)、ドナ(EC Teacher in Cebu)、ジョイ(Educator in Cebu)
実施日 2018年8月
対象者 中学1年生
人数 40人
時間 45分
科目 栄養教育

SDGsと関連するキーワード

  • SDG 3: あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する(特に:3.dすべての国々、特に開発途上国の国家・世界規模な健康リスクの早期警告、リスク緩和およびリスク管理のための能力を強化する。)

目的・ゴール

  • 普段の食生活を振り返り、栄養の大切さについて考えることができる。

必要物品

  • パワーポイント、実験用ジュース3本(コーラなどの子どもに馴染みのある飲料水)、砂糖(空ペットボトルに砂糖をいれるため)、計量器

①【栄養についての認識確認 】(05分)

00:00〜00:05
1.生徒を8グループに分け、1分間で様々な種類の食べ物を出させる。→一番多く出たグループが勝ち。 2.グループごとに発表させる →自分のグループで出なかった食べ物はリストに加えてよい。 3.リストに出した食べ物をヘルシーとアンヘルシーに分ける。 4.グループごとに発表させる。 ⇒ このパートはBritish Council を基にしています。

②【理想的な食事と理想的でない食事について考える 】 (15分)

00:05〜00:20
1.以下の8つの項目から、それぞれのグループが一つ担当し、自分の食生活を振り返りながら考える。 理想的な食事メニュー:朝食、昼食、おやつ、夕食 最近口にしたもので思いつく最悪の食事メニュー:朝食、昼食、おやつ、夕食 2.グループごとに理由も含めて発表する。 ※食事の中には、スープや飲料水も含めることとする。

③【ジュースに含まれている砂糖の量について知る】(10分)

00:20〜00:30
1.理想的でないスナックに含まれるであろうジュースに関連して、コーラを例に砂糖の含有量を調べる。→先生が実践し、生徒に見せる。 ※理想的な一日の砂糖の摂取量(25g)を提示した上で、実験前に砂糖の含有量を生徒に予想させる。 2.視覚的に砂糖の量を理解した後に、砂糖を取りすぎることでどのようなこと(病気)につながるのかを考えさせる。 3.フィリピンを事例に、砂糖をとりすぎることで起きる病気を提示する。 →病気(肥満、糖尿病など)に関するデータは、フィリピンのFood And Nutrition Research Instituteを基にしました。

④【その他の栄養に関する情報を知る】(05分)

00:30〜00:35
1.理想的な果物と野菜の一日の摂取量について知る。 →砂糖だけに関したこと情報のみ伝えると、自分の食生活を総合的に判断しづらいので、理想的な果物や野菜の一日の摂取量についても触れるとよい。次の振り返りパートにつなげることができる。

⑤【自分の食生活について振り返る】(10分)

00:35〜00:45
1.ワークシートを基に自分の食生活を振り返る。 ※自分の食生活を見つめ直すきっかけを作ることが一番大切です。ただ簡単に手に入るものを食べたり、親から出された食事を食べたりするのではなく、自分の食生活に責任をもてるようになることが何よりも重要だと考えました。一度きりの授業で終えるのではなく、継続的に取り組む必要もあります。ワークシートは別途で用意しております。 2.ワークシートを基に学習したことや、栄養に関する新たな考えを家庭で話し合ってもらうよう伝える。

やってみての所感・成果